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就活 女子大生の本音


3月1日から企業の採用活動が解禁され、リクルートスーツ姿の学生たちが目につくようになりました。午前、午後と説明会の会場をめぐり、資料でかばんもずっしりの学生たち。SNSでは、「ヒールがつらい」という声もあがっています。確かに、長時間歩くのは大変ですが、やはりヒールのある黒いパンプスを選ぶ学生が大半。その心は。

リケジョ説明会、9割が「ヒール派」
 3月上旬、東京・五反田で開かれた「理系女子(リケジョ)学生限定の合同説明会」。参加者の足元を見ながら片っ端から数えてみると、ヒール19人、ローファー1人、ウェッジソール2人。ほぼ9割が「ヒール派」です。

なぜヒール? 会場で聞いてみた
 日本大学理工学部3年生は5センチのヒール。解禁日に東京・新橋と千葉・幕張の説明会をはしごしたところ、つま先が本当に痛くなったと明かします。「嫌だけど、周りがヒールばかりなので。会社が気にしないといっても、浮きたくない」。

 別の大学の3年生は「就活用に靴を買おうとしたら、売ってるのはヒールしかなかった」ため、5センチのヒール。普段はめったにはかないため、何度かつまずきそうになったそうです。

 4センチのヒールを履いていた物理系専攻の4年生は、入学式で買ったものをそのまま使っています。「普段スニーカーばかりなので、足の甲が出ているのがなんとなく恥ずかしい。靴擦れするけど、仕方ないです」

 化学系の大学院生は、パンツスーツを買った時、3センチのヒールの高さに合わせて裾を切ったため、ヒールを履いているそうです。「ずっと歩くと疲れるから嫌だけど……」

 前向きな理由で選んだ学生もいました。東海大工学部の3年生は「気持ちを高められる。5センチのヒールなら、はき慣れれば問題ない」。静岡大工学部の3年生は「足がきれいに見えるから」とはいていますが、やはり足は痛いそうです。

「ヒール必須は足枷」ツイートが話題に
 就職活動中に学生たちが画一的な格好をする「就活ルック」は、しばしば議論の的になります。ツイッターでは2月下旬、「ヒールってそもそも長距離徒歩移動や通勤に使われる想定でデザインされてるものではなく、車移動でドレスアップした時に履くもの。就活でヒール必須っていうのは本当に足枷」という投稿が話題になりました。

 「学校でもヒールに慣れなければならないみたいな事言われてなんでこう苦痛を強いるような真似を…って思った。なんでこう縛りを作るのが好きなんだろう」「就活の時は替えの靴持ってった……。ほんと無駄な荷物だった」と、経験者のコメントも相次ぎました。

大学のセミナーで勧められることも
 実際、大学の就職セミナーなどでヒールを勧められた人は少なくないようです。さいたま市で開かれたマイナビ就職セミナーに参加していた埼玉県の大学生(21)は、「大学の就職セミナーで5センチ以上のヒールを履くことを勧められた」。

 リクルートスーツと一緒に8センチのヒールを買ったものの、あまりに疲れるため、5センチの靴を買い直したそうです。「正直足が疲れるけど、自分だけヒールなしは抵抗が大きい。先が思いやられます」と嘆いていました。

 東京・新宿であった金融業界の就活フォーラムに参加していた東洋英和女学院大3年生も「キャリアセンターで就活の服装として勧められた」と話します。「違った格好をしていたら目立ちそうだし、なんとなく。特にこだわりもないし、みんなこれが普通なんだと思う」

「絶対はかない」人も
 とはいえ、そんな「ヒール風潮」に反旗を翻す持ち主もいます。

 明治大3年の女子大生は、こう宣言します。「ヒールは絶対はきません」。就活セミナーやスーツを買う際に勧められたものの、「足が疲れるから」と買わなかったとのこと。足に負担のないぺたんこの靴をはいています。

 オシャレが好きだといいますが、「皆がヒールをはくから私もヒールをはく、というのはおかしい」といいます。

 「ぺたんこのビジネスシューズで何が悪いのでしょうか?ぺたんこだからといって落とすような企業はこちらから願い下げです」

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